地盤調査
建築後わずかな月日で基礎や家屋に歪みが生じ、扉が開かなくなったり、外壁に大きな亀裂が生じるというような話を近年よく耳にされると思います。家を建てる際、敷地の前歴や特性を考慮した対策を施すことができなければ、このような事態に陥るのは当然のことなのです。調査を行い地盤対策を施すと言うことは、将来において安全・安心であるか否かを左右することになるのです。
スウェーデン式サウンディング試験
スウェーデン式サウンディング試験は、荷重による貫入と、回転貫入を併用した試験であり、土の貫入抵抗を測定します。貫入抵抗を測定することにより、土の硬軟および、締まり具合を判定できます。また、25㎝毎に硬軟や締まり具合を判定するので、土層構成も把握することができます。比較的簡単な装備で短時間に実施できる点や、狭い場所でも調査可能なことから、戸建住宅の調査に適しています。 また、防空壕跡、井戸跡、擁壁の底版位置の確認などに広く利用できます。
標準貫入試験
標準貫入試験はボーリング孔内で行うサウンディングの1つで、一般には深度1.0m毎に実施します。試験の方法は、JIS A 1219(土の標準貫入試験方法)に定められています。
調査ボーリングでは、機材一式で2tトラックに積載できるハンドフィード式ロータリー型がもっとも多く使用されており、掘進可能深度は、100m程度になります。
詳細な地盤状況(土質、土層)の把握と土の硬軟、締り具合の指標であるN値の測定、土質試験に必要な土のサンプリングを行います。
平板載荷試験
平板載荷試験は、基礎を設置する深さまで掘削を行い、基礎に見立てた小さな鋼板(載荷板:直径30cmの円盤)を置いて実際の建物の重量に見合う荷重を加え沈下量を測定し、地盤が安全に支持する力を判定する試験です。
MINI-RAM (小型動的貫入試験)
ミニラムは、重さ30kgのハンマーを35cmの高さから自動落下させ、直径36.6㎜のコーンを地中に打ち込み、その打撃回数を求めて、地盤の地耐力を調査する貫入試験装置です。軽量・簡便・安価を目指し、ライトバンまたはワゴン車等で試験機材の積載運搬を可能にした軽量型自動貫入試験機です。
測量
住宅建築 及び 道路や公園・上下水道等の社会基盤の整備で必要な現地の状況を詳細に調査し、設計や工事に必要な情報を提供します。
公共測量
- 国家基準に基づく、基準点・多角・水準・地形測量・確定測量
- 道路整備に伴う調査、設計・路線測量
- 公共用地等取得に伴う調査、用地測量
- 道路台帳・河川台帳・下水道台帳整備に係わる測量
住宅メーカー様に対応する測量
- 現況測量
- 水準測量(高低差)
- 縦横断測量
- 既存家屋の正面図、間取り
- 丁張設置、構造物等の位置出し
- 境界杭設置測量
- 官民境界確定 、二項後退線測量
- 沈下測定